嚢胞内腫瘍と検査
40歳未婚の女性です。昨年11月に人間ドックでマンモグラフィを受け、「両乳房ともカテゴリ2の石灰化 僅かに異常を見られるが心配なし」との
結果でした。先週自分で左胸を触った際にポコっとしたしこりを見つけたため、乳腺クリニックに行き、再度マンモグラフィとエコーをしました。
マンモグラフィは異常なしだったのですが、エコーで両胸にのう胞が見つかりました。右胸は良性とのことでしたが、
左胸ののう胞は壁の境界線がもやっとしており、ごく稀にのう胞乳がんのこともあるから切って検査した方が良い、カテゴリでいうなら3か4です。
と言われました。 針で刺して検査はできませんか?とお伺いしたのですが、がんだった場合、飛び散る可能性があり危険とのことでした。
切った場合は3センチほどの傷は残るとのことでした。3ヶ月以内にまた来るように言われました。がんの可能性を考えると甘いと思われるかも
しれませんが、胸に傷を作るのに非常に抵抗があり、決意しきれません。切らずに、良性か悪性ののう胞の診断をする方法はないでしょうか。
1名の乳腺専門医が回答
画像を見ないと何とも言えませんが、嚢胞の壁がもやっとしている?だけでは乳がんの可能性は低いと思います。嚢胞内がんで乳がんの場合は、嚢胞内にしっかりとしこりが見えるはずです。少なくとも細胞診をして悪性の疑いがあれば、切除も考えますが、細胞診もせずに切除は診断方法としては間違っていると考えます。がんだった場合、針で刺しての検査でがんが一度飛び散ること分かっていますが、飛び散ったがん細胞はすべて死んでしまうため、悪化することがないこともわかっています。明らかに悪化させるのであれば、そのような検査が、一般的に行われるはずがありません。他の所でも診てもらった方がいいかと思います。悪性の疑いがないのに手術をする必要はありません。
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