ホルモン療法について
2020年7月8日に両側乳がんで、皮下乳腺全摘手術が終了しました。
病理検査の結果、右側は非浸潤がん、左側は浸潤がんが、1ミリ、2ミリと2ヶ所ありました。
CTでの遠隔転移なし
両側 核グレード分類:Grade1
組織学的グレード分類:Grade2
リンパ節転移なし
リンパ管侵入なし
左側は、脂肪組織、皮膚への浸潤なし
浸潤がんがあった為、ホルモン療法を勧められました。
今、37歳独身で、将来は出産もしたいので、ノルバデックスとリュープリンの薬を服用して、生理を止めてまでする必要があるのか不安に思っています。
①両側乳がんで、がん自体は取り除いたが、ホルモン療法は絶対に必要なのか?
②ホルモン療法は、乳がん再発予防や乳がん増殖を抑える薬の為と書いていますが、両側全摘をしたので、再発という意味が分かりません。
詳しく教えて欲しいです。
③ 今の状態からみて、リュープリンの治療をせずにノルバデックスのみ、もしくは、ノルバデックスも子宮体がんのリスクが増えるという不安もありますので、ホルモン療法自体をしなくても良いという選択ができるのかどうか、教えていただきたいです。
1名の乳腺専門医が回答
術後に行うホルモン療法は、目に見えない乳がんが乳房以外の所に隠れているといけないので、それらに対する治療になります。
① あなたの術後の病理の結果からすると、再発率は5%ぐらいで、ホルモン療法をすると再発率は2-3%になると思います。
大した差はないので、ホルモン療法が絶対必要なわけではありません。
無治療でもいいと思います。
② 再発、転移とは、乳房以外の部分(肺、肝臓、骨など)にがんが出てくることを言います。
それらを抑えるために行うのがホルモン療法や抗がん剤治療です。
③ ホルモン療法を行なったとしても、ノルバデックスだけで十分です。
リュープリンはやり過ぎです。
閉経前なので、ノルバデックスによる子宮体がんのリスクの上昇はありません。
① にも書きましたが、私は無治療でもいいと思います。
もっと偉い先生にセカンドオピニオンしてもいいと思います。
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