乳腺症が乳がんに変わることはありますか?
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不明 /
女性
2015/06/17
1名の乳腺専門医が回答
乳腺症とは、乳腺のしこり、痛み、張り、硬さ、乳頭分泌などの症状のある乳房の状態を表します。 乳房の状態であって病気ではありません。 病気ではないので、治療も必要ありません。
乳房の中には乳腺という固まりがあり、そこでミルクが作られます。 この乳腺は女性ホルモンの影響を強く受けていて、 妊娠中や授乳中はもちろん、生理前になると乳腺の細胞が大きくなるため、乳腺全体が大きく硬くなり、張り・痛みなどが出ます。
この程度は個人差があり、程度の大きい方はしこりとして触れることもあります。 また、ホルモンバランスが崩れると生理に関係なく、張ったり、痛みが出たりすることもあります。 これが乳腺症の状態です。
乳がんとは全く異なるもので、将来乳がんになりやすいということはありません。 乳腺症があると、乳がんを発見しにくい場合があるので、1年に1回の検診を受けることをおすすめしています。
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